第21話:Souvenirs de maman (ママの思い出)

黄色い花 エピソード

アニメ、『シンデレラ物語』第21話のあらすじです。このエピソードでは、サンドリヨンの亡くなった母親、フランソワーズの姿が出てきます。

病気になる継母

ある日、継母(公爵夫人)はピエールに庭にある木の枝を切ることを命じます。景観をそぐし、日当たりが悪くなるから、というのがその理由。この木はサンドリヨンの実母、フランソワーズが好きだった木だ、とピエールは言います。

サンドリヨンの母は、サンドリヨンがまだ小さいとき(5歳ぐらいか?)、病気で亡くなったのです。

その直後、継母は病気で倒れました。病状は重く、魔物が住む森にある薬草を飲ませなければ、助かる見込みはないと医者は言います。

悲しむカトリーヌやジャンヌ(サンドリヨンのまま姉)の姿を見て、サンドリヨンは自分がその薬草を取りに行こうと決意します。

以下は、詳しい内容の紹介です。

機嫌が悪い継母

公爵夫人は朝から、機嫌が悪く、ピエールに、庭の木の枝を切るよう、ビシバシ命令します。切り落とされたあとは、サンドリヨンに、切った枝をさっさと掃除をするようにやはりビシバシ、命令。

姉のカトリーヌは、公爵夫人に、コンサートに行く時に着る新しい服を買ってとおねだりします。ジャンヌは白い子馬が欲しいといいます。いつも、実の娘には甘い公爵夫人ですが、この日は、機嫌が悪く、すべてに、「ノン!」という返事。

庭に出た公爵夫人は、「だめです!」と言ったあと突然倒れます。重い病気になってしまったのです。

嘆き悲しむ姉たち

公爵夫人が寝ているそばで、カトリーヌとジャンヌは、「ママン!」と言って、とても心配そう。

「なんとか助けてください」というサンドリヨンに、医者は、「魔物の住む森にある薬草を煎じて飲ませるしかない」と言います。

しかし、その森は、国境の果てとても遠く、魔の森だから、ふつうの人には取りにいけないのです。泣き叫ぶカトリーヌとジャンヌの姿を見て、サンドリヨンは自分が森に薬草を取りに行くことにし、夜、1人で馬車に乗ります。

サンドリヨンのことを心配した動物たちは、ポーレット夫人も一緒に行くよう説得し(といっても、ただ、そういう目つきでポーレットを見るだけ)、ついでにベルース(サンドリヨンの愛犬)も、馬車に乗りました。

フランソワーズ

馬車の中で、ポーレットはサンドリヨンに、母のフランソワーズの話をします。

2人は、絵を描くという共通の趣味があったのです。フランソワーズは、とてもきれいにやさしい人で、娘のことをそれはそれはかわいがっていたと聞き、サンドリヨンはじーんとします。

ある日、フランソワーズは、ポーレットに、「私の娘(まだ赤ちゃん)のこと、よろしくね」と頼みます。フランソワーズは自分が病気で死ぬことを知っていたのです。

フランソワーズとサンドリヨン
フランソワーズとまだ小さいサンドリヨン

魔の森

森に到着しました。ここからは徒歩で進みます。ここは魔物がたくさんいるため、ポーレットは魔法を使うことができません。

紫色の川や、底なし沼、強風、次々と困難がサンドリヨンを襲いますが、サンドリヨンは、前に進むことをやめません。魔物たちが、「帰れ~~~、帰れ~~~」と不気味な声を出します。

「まどわされないで!」というポーレットの声を聞きながら、歩み続けるサンドリヨン。

「お母さまを助けるための薬草をください」。魔物に話しかけるサンドリヨン。

魔物:「あの女はお前につらくあたっているではないか? なぜ、助けたいと思うのか?」

サンドリヨン:「それでも私のお母さまに変わりはありません。お母さまの病気を治したいのです。薬草を取らせてください」。

とうとう、薬草のあるところに来ましたが、そこへ到達するためには、蜘蛛の巣のような道を進まねばなりません。下は険しく切り立った崖ですし、剣の先のようなものが、たくさん突っ立っていあmす。

「落ちたら死んでしまう」、とベルースは、サンドリヨンに、これ以上進まないように言いますが、サンドリヨンは、「ううん、大丈夫!」と言って、進みます。

勇気あるサンドリヨン

実際、途中で道(クモの巣状にはられた、平べったいロープみたいな感じ)から足をすべらせ宙吊りになったりしますが、サンドリヨンはどんどん進みます。

サンドリヨン
綱渡りふう

このとき、サンドリヨンの脳裏にあったのは、母が亡くなったときのこと。突然、大人たちが、家にどしどしとやってきて、フランソワーズが寝ているベッドのところまで走っていったのです。

小さなサンドリヨンは、ベルースの首を抱きながら、「何事なのだろう?」とキョトンとしていました。

幼いサンドリヨン
サンドリヨン(幼児)とベルース

「あのときの私は何もできなかった。でも今日は違うわ!」

勇気をもって進むサンドリヨンの足元で、道が切れました。

ああ!落ちてしまう!と思ったその瞬間、サンドリヨンは、薬草の咲く野原に倒れ込みます。そして、崖だった道がつながりました。ベルースは大喜びでサンドリヨンに駆け寄ります。

無事薬草を持ち帰る

ふと見ると、目の前にフランソワーズが立っています。

フランソワーズ
神々しいフランソワーズ

フランソワーズ:「サンドリヨン、あなたは勇気があるわ。さあ、この薬草を摘みなさい。今夜の気持ちを忘れないで」。

サンドリヨン「はい、約束します。ママ」。

その後、フランソワーズは消えました。

サンドリヨンが持ち帰った薬草を煎じたものを飲んだ公爵夫人は、目をさま、病気が治ります。

元気になった公爵夫人は何を思ったのか、枝を切った木の横に新しい木を植えるのでした。

童話らしいエピソード

サンドリヨンのやさしい気持ちや自己犠牲の精神、勇気ある行動が、継母の病気を治すという童話らしいエピソードです。カトリーヌとジャンヌは、ただ泣いているだけで何もしませんから。

公爵夫人が倒れたときも、カトリーヌは、すぐに、「サンドリヨン、大変、すぐに来て!」と呼んでいます。その後の医者の手配なども、みなサンドリヨンがしたのでしょう。

公爵夫人は、しばしば「言うことを聞かないと家から出て言ってもらうわよ」と、サンドリヨンを脅していますが、サンドリヨンが家を出ていったら、困るのは、夫人にカトリーヌにジャンヌです。

サンドリヨンのやさしい気持ちは、母親譲りなんだということがよくわかる回でもあります。

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