やさしいけど、お転婆なサンドリヨン

おとぎ話の中の少女 登場人物

アニメ『シンデレラ物語』登場人物の紹介に入ります。初回は、主役のサンドリヨンです。

公爵の娘、サンドリヨン

サンドリヨンと鳥のパピー

サンドリヨンは、エメラルド王国に住むビエル公爵の美しい娘です。年齢は明かされませんが、14歳か15歳ごろだと思われます。

公爵は、貴族の中では一番上の身分なので、かなり高貴な家柄のお嬢様ということになりますが、とても気さくで、誰にでも親切で、気軽に友達になります。

幼いときに母親を亡くし、父親が再婚したため、現在は父親、継母、義理の姉2人の5人家族です。父親の仕事は大使で、出張が多く、この物語の初回に長い出張に出て、最終回で戻ってきますから、ほとんど母とまま姉と暮らしています。

まっすぐでやさしい女の子

サンドリヨンはとてもやさしい心の持ち主で、明るく素直で誠実。一言で書けば、とてもいい人です。まっすぐで純粋な性格なので、誰からも好かれます(継母を除く)。

反面、とても活発で機転がきき、一度やろうと決めたことは、最後までやり切る強さもあります。欠点は、多少おせっかいなところと、早とちりなところ、思い込みが激しいところでしょうか?

さらに、第23話~25話では、やさしさはそのままですが、かなりいじけた性格になっています。その点については下記の記事をお読みください。

将来の夢

サンドリヨンの夢は、友達をたくさん作ることと、宮廷に入ることです。

この2つの夢は、両方とも見事に叶います。

特技

家事全般

サンドリヨンは家事全般が得意です。継母に家事をやるように言われたその日から、かなりうまく掃除、洗濯、炊事をこなします。動物たちが手伝ってくれたというのもありますが、これまで何もしてこなかったお嬢様とは思えません。

特に得意なのは料理と裁縫です。料理の腕前は高いようで、一度、自分を誘拐した盗賊親子にふるまったところ、とてもおいしいと絶賛されていました。サンドリヨン自身も、「料理をするのは、苦にならないし満足感が得られる」と言っております

裁縫はもともとできたようですが、姉たちのドレスのお直しや、帽子の飾り付けをさんざんやらされているうちに、どんどん腕前を上げました。うまく縫えるだけでなく、縫うスピードも早く、お城に行儀見習いにあがったときには、自分の分だけでなく、姉2人の分の縫い物も、午前中に終えていました。

また、実の母親に教えてもらったという刺繍も上手です。

運動神経抜群

サンドリヨンは運動も得意です。乗馬が好きで、馬車を走らせることもできます。馬車の運転をするときは、御者のピエールにたしなめられるほどのスピードで飛ばします。

また、ダンスも得意で、姉たちのダンスのレッスンを見学しながら、ほうきをもってステップを踏んでいたら、ダンスの先生に注目されたほどです。お城での舞踏会でもガラスの靴という、きわめて動きにくいはずの靴を履いて、華麗にステップを踏んでいました。

特筆すべきはその足の速さです。しばしば、継母に意地悪をされ、サンドリヨンは馬車に乗せてもらえないのですが、馬車のあとを走って遅れずに街まで行きます。木靴を履いているというのに。

サンドリヨンは、はじめてシャルルに会ったとき、全速力で追いかけるシャルルを途中までふっきる脚力の持ち主です。シャルルとて、運動神経抜群のヒーローなので、足はとても速いはずなのですが。

そういえば、馬に追いかけられて走る場面もありました。馬よりも足が速いのです。

サンドリヨンの宝物

サンドリヨンは亡くなった母の形見のオルゴール人形をとても大事にしています。

オルゴール人形

この人形は、もともとは父親が、亡くなった母親フランソワにプレゼントしたものです。かなり高価なものらしく、一度、継母が占いの報酬として、サンドリヨンに無断で、この人形を占い師のイアンに渡したことがありました(その後、無事取り返しています)。

彼女は、毎晩眠る前に、このオルゴールの音色を聞きながら、母親に、話しかけています。

母の形見といえば、古いドレスとガラスの靴もあります。この2つは、サンドリヨンが舞踏会に着用したものです。そのままだととても古めかしいため、魔法使いのポーレットが、最新の流行ドレスにアップデートしました。

サンドリヨンは父親はもちろんのこと、自分につらくあたる継母や姉たちのことも大事に思っていますが、彼女にとってもっとも大事なのは、シャルルでしょう。

最初は、「うそつきシャルル」などと呼び、彼を軽んじていたサンドリヨンですが、いろいろなできごとを2人で乗り越えていくうちに、シャルルはサンドリヨンにとって、とても大事な人になっていきます。

シャルルの正体を知った第22話の終わりで、サンドリヨンは「最高の友達だったのに、私はずっとシャルルの素晴らしさに気づいていなかった」と心の中で語っています。

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