第8話 La magie d’un sourire (笑顔の魔法)

サーカスのテント エピソード

アニメ『シンデレラ物語』第8話、La magie d’un sourireのあらすじを紹介します。

街にサーカスがやってきた

サンドリヨンの住む街にサーカス団がやってきました。彼らは、お城の中庭にて、王族の前でパフォーマンスをします。

サンドリヨンは、サーカス団の玉乗りのマリーという娘と知り合いになります。マリーは才能豊かな玉乗りですが、王子の前で演じることに強いストレスを感じていて、人前では、うまく演じることができません。

サンドリヨンはマリーを手助けしようとするのですが・・・。

以下にもう少し詳しく紹介します。

マリーと友だちになるサンドリヨン

街のおばさんたちに、サーカス団の到来を聞いたサンドリヨンはさっそく様子を見に行きます。好奇心の強いサンドリヨンがテントの中を覗き見ると、若い女の子、マリーが玉乗りの練習をしていました。

彼女は玉に乗りながら、たくみにナイフをジャグリングし、鮮やかな手付きで、的に当ています。

ナイフの刃の部分を握ってジャグリングするマリー

見事なパフォーマンスに思わず拍手をしたサンドリヨン。驚いたマリーは玉から落ちてしまいますが、これがきっかけで2人は友だちになります。

2人ともほかに友だちがいないと言います。

人前だとうまくできないマリー

お城では、シャルル王子がサーカスを見ることを楽しみにしています。しかし、マリーは、王子さまの前で失敗したらどうしようと、すごく緊張しています。

そのため、人前では、玉から落ちてばかりです。

その様子を見たサンドリヨンは、マリーの緊張をやわらげるため、マリーを自分のお気に入りの水辺へ連れていきます。

花が咲き乱れるその野原は、サンドリヨンが母親とよく来た場所です。「今も落ち込むことがあると、ここに来るのよ」とサンドリヨンはマリーに言います。

自然の中でリラックスし、動物たちの前で演じて、拍手喝采をあびたマリーは「ありがとう元気が出たわ」といいます。

シャルルの前で練習させるサンドリヨン

翌日、「大丈夫だとは思うけど、マリーのこと、やっぱり心配だわ」と歩きながら考えていたサンドリヨンは、平民の姿で歩いていたシャルルとまたしてもぶつかります。

「きみは、よく人にぶつかるね」とあきれるシャルル。

「ぶつかってきたのはそっちでしょ。私は友だちのことを考えていて…あ、そうだわ」とひらめくサンドリヨン。

サンドリヨンは、シャルルにボロ布を着せ、王子に仕立てます。彼の前で、マリーに練習させ、自身をつけさせる計画です。

「王子さまには全然見えないけど、彼を王子さまだと思って、演じることができれば、明日、お城でもうまくできるわ」。

これじゃまるでかかしだ、と言うシャルル

マリーはシャルルの前で玉乗りをはじめますが、やはり緊張して、落ちてばかりです。

シャルルのアドバイス

それを見たシャルルは、マリーにやさしく声をかけます。

「マリー、きみは失敗するのが怖いのかい?」

「ええ…」

「失敗することを怖がる必要はないよ。誰でも失敗するのだから。恥ずかしいのは、失敗を恐れて挑戦しないことだ。君が失敗したって僕は笑ったりしない。大事なのは、自分の心に従って、情熱をぶつけることなんだ」。

「…まあ、王子さま…」

その後、シャルルは、緊張しないおまじないをマリーに教えます。右の人差し指の先で、鼻の頭を2回ちょんちょんとさわってから、その指先をなめるのです。

「王子さまで緊張することがあるのですか?」

「あるとも。王子だって、普通の人間と変わらないさ」。

シャルルのやさしい言葉に、サンドリヨンは驚きます。

シャルルを見直すサンドリヨン

サーカスの当日が来ました。マリーは、王様、女王さま、シャルル王子、そしてイザベルの前で、華麗なパフォーマンスを見せます。

サンドリヨンと動物たちも、会場のすみっこで見ることができました。遠すぎて、王子さまの顔はよく見えません。ですが、サンドリヨンは、遠くても、王子さまが見られて満足だと言います。

というよりも、サンドリヨンは、きのうのシャルルのことを考えています。

「不思議だわ。シャルル、本物の貴族みたいで、驚いたわ。まるで王子さまみたいだったわ」。

「もしかしたら、貴族なのかもしれないよ」というベルース。

「まさか! でも私、シャルルのこと見直したわ、彼、やさしいわ」。

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嘘つきでしょうもない人間だと思っていたシャルルの株が、サンドリヨンの中で大きくあがったエピソードです。

タイトルの La magie d’un sourire (ある笑顔の魔法)ですが、これはたぶん、シャルルの笑顔のことを言っているのでしょうね。彼の笑顔がマリーだけでなく、サンドリヨンの気持ちも変えました。

この続きはこちら。

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