第4話 Le Cheval (馬)

茶色い馬 エピソード

アニメ『シンデレラ物語』第4話のエピソードのあらすじです。

謎の少年を探すサンドリヨン

継母に王子の側近の少年を家につれてこいと言われ、サンドリヨンは、名前も知らない1度会っただけの少年を探しに街に行きます。しかし彼はどこにもいません。

「もしかして本当にお城の人なのかな?」そう思ってサンドリヨンはお城へ行きます。しかし、「確かに、王子にはアレックスという名前の側近がいるが、あんたの言っている少年じゃあないね、だってアレックスの髪は明るい茶色だからね」、衛兵にこう言われるのでした。

「あの人の言うことを信じた私が馬鹿だった。時間損したわ」。ぷりぷりしながら戻るサンドリヨン。すると、突然、当の少年があらわれます。

しかし、けんかになってしまい、またしても彼を探すはめになったサンドリヨン。ピンチに陥ったサンドリヨンを助けたのはポーレットです。

ポーレットが魔法で、馬を少年の姿に変えました。本当は馬の少年を、そうとは知らず、サンドリヨンは家にひっぱっていきます。

この先、もう少し詳しく書きますので、これから見る方は、読まないほうがいいです。

一人芝居しているところをシャルルに見られる

第4話の日本語のタイトルは、『素敵な私の王子さま』となっています。王子が出てくるシーンなどないので(平民に化けた王子=シャルルは出てきます)、内容と合っていません。

たぶん、王子さまにあこがれているサンドリヨンが、王子さまと自分の会話を一人芝居するシーンがあるからでしょう。

お城からの帰り道、サンドリヨンは、「私の王子さまは、やさしくて、気遣いがあって、ずっと私を守ってくれる人よ。私は彼のために、世界一の美女になるの」と言い、そこから、王子が自分にプロポーズしたつもりの一人芝居に入ります。

まさに、この時、シャルルは、木の上からサンドリヨンを見ていて、大笑いするのでした。

真実を語ってしまう場所でのやりとり1

シャルルは、サンドリヨンに、「なんでお城に行ったんだ、僕に会いに来たのか?」と聞きます。サンドリヨンは、「とんでもない、あなたに会いに行ったんじゃないわ! えっと、その、会いに行ったんじゃないけど、会いに行ったけど、そういう意味で会いに行ったんじゃないの。事情があって」としどろもどろ。

するとシャルルはサンドリヨンを街の噴水の彫像の前までひっぱっていきます。彼によれば、この彫像の前に立つと人はみな真実を語ってしまうのです。

「会いに来たくせに、そうじゃないなんておかしい。本当のことを言いたまえ」とやけにこだわるシャルル。

するとサンドリヨンは、「本当のことを言えですって? 嘘ばかりいうのはそっちじゃないの。お城の人は、あなたみたいな側近はいないと言ったわよ。そもそも、あなた名前なんなのよ?」

問い詰められて、シャルルは、「アレックス」と自分の側近の名前を言いますが、アレックスの髪は明るい茶色だと衛兵から聞いていたサンドリヨンは、「また嘘ついてるし、さよなら!」と怒って向こうに行ってしまうのでした。

シャルルに助けてもらうサンドリヨン

ポーレットが魔法で馬から変えた少年は、継母やまま姉たちの質問に、ときどき馬っぽい顔をしつつ、かなりしっちゃかめっちゃかな回答をしていましたが、なぜかばれずにすんでいました。ところが、1時間たって魔法が消えてしまいます。

台所で本来の姿に戻って走り回る馬。

継母は、馬を追い出すため、ころがってきた釣り竿ににんじんをぶらさげたものを、サンドリヨンの腰にさしこみます。にんじんをぶらさげたまま走り出すサンドリヨン。

にんじんをぶらぶらさせながら、「助けて! 助けて!」と、馬から逃げるサンドリヨン。彼女を助けたのはシャルルでした。彼は、興奮して走る馬に飛び乗って、なんとか止めたのす。

シャルルもすごいですが、馬より足が速いサンドリヨンもすごいです。

真実を語ってしまう場所でのやりとり2

体をはって自分を助けてくれたシャルルに感動するサンドリヨン。「大丈夫? 無事でよかった、本当によかった」と思わず、彼に抱きつきます。

シャルルがサンドリヨンの肩に手をかけると、サンドリヨンは、はっと我にかえって、後ろにとびのき、「ごめんなさい」とあやまります。

シャルルは、いま自分たちが例の真実を語ってしまう彫像の前にいることをサンドリヨンに教えます。そして、これまで嘘をついていたことをわび、自分の本当の名前はシャルルだと告げるのです。

「素敵な名前ね。でも、王子さまと同じ名前なのね? もしかして、また嘘ついてるんじゃないの? 嘘ついたら承知しないわよ!」またしても怒り出すサンドリヨン。

「本当だよ」とシャルルが言うと、「じゃあ、これからあなたのことは、うそつきシャルル( Charles le menteur)と呼ぶわ」半信半疑のサンドリヨンは、かなり失礼なあだ名を、本当は王子のシャルルにつけるのでした。

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