I see the light (輝く未来)の訳詞:映画『塔の上のラプンツェル』より

星空 グリム童話

ディズニーのアニメーション映画、Tangled(2010)の劇中歌より、I see the light(英語版とフランス語版)を紹介します。

邦題は、『輝く未来』です。

ルパンゾ(ラプンツェル)は、毎年、自分の誕生日に、遠くの空に無数にあがるランタンを見るのが大好きでした。

いつか、塔から出て、そばで見たいと思っていたランタンを、とうとう、間近に見ることができたときに歌う歌です。

このランタンは、ずっと塔の中に閉じ込められていたルパンゾにとって、自由を象徴するものです。

では、まず英語から。

I see the light

歌詞付きのSing-Along(一緒に歌う用)の動画です。しかし、単語の上に出てくる太陽のマーク(ルパンゾの王国のトレードマーク)が邪魔です。

途中でセリフが入るのですが、この動画ではカットされています。

All those days watching from the windows
All those years outside looking in
All that time never even knowing
Just how blind I’ve been
Now I’m here blinking in the starlight
Now I’m here suddenly I see
Standing here it’s all so clear
I’m where I’m meant to be
And at last I see the light
And it’s like the fog has lifted
And at last I see the light
And it’s like the sky is new
And it’s warm and real and bright
And the world has somehow shifted
All at once everything looks different
Now that I see you

All those days chasing down a daydream
All those years living in a blur
All that time never truly seeing
Things, the way they were
Now she’s here shining in the starlight
Now she’s here suddenly I know
If she’s here it’s crystal clear
I’m where I’m meant to go

And at last I see the light
And it’s like the fog has lifted
And at last I see the light
And it’s like the sky is new
And it’s warm and real and bright
And the world has somehow shifted
All at once everything is different
Now that I see you
Now that I see you

作詞:Glenn Evan Slater(グレン・エヴァン・スレイター)、作曲:Alan Irwin Menken (アラン・アーウィン・メンケン)

歌:マンディ・ムーア&ザッカリー・リーヴァイ

訳詞:光が見える

これまでずっと、窓から見ていた
何年も、外を見ていた
そのときは、知りもしなかった
自分がいかに何も見ていなかったということを
いまここで、星の光の中にいる
いまここで、突然見える
ここに立ち、すべてがとてもよく見える
私は、自分がいるべき場所にいる
ようやく光が見える
まるで、霧が晴れたかのよう
とうとう、光が見える
空が新しくなったみたいだわ
あたたかくて、リアルで輝いている
なぜか世界が動いた
突然、すべてが変わった
あなたが見えるから

これまでずっと夢みたいなことを追いかけていた
何年も、ぼんやり暮らしていた
その頃は、何も本当には見ていなかった
物ごとを、あるがままには
いま、ここで、彼女が星の光の中で、輝いている
いま、ここに彼女がいて、突然わかった
彼女がここにいれば、すべてがとても明らかだ
僕は、行くべきだった場所にいる

とうとう、光が見える
まるで、霧が晴れたように
とうとう、光が見える
空が新しくなったように
あたたかくてリアルで輝いている
なぜか世界が動いた
突然、すべてが変わった
いま、あなたが見えるから
いま、あなたが見えるから

Je veux y croire(そう信じたい)

次はフランス語版です。

Tout ce temps, cachée dans mes pensées
Tout ce temps, sans jamais y croire
Tant d’années, si loin de ce monde et de la vérité
Me voilà, sous le ciel étoilé
Je suis là, et soudain je vois
L’avenir s’est éclairé, ma vie est à l’endroit !

Et je suis toute éblouie
Car enfin la brume s’est levée
Et je suis toute éblouie
Les lumières scintillent partout
L’air est doux, je me réjouis
De sentir le monde avancer
Maintenant, tout semble différent
Je veux croire en vous

«Oh ! j’ai quelque chose pour vous moi aussi, j’aurais dû vous le donner plus tôt mais j’avais peur. Et c’est curieux maintenant je n’ai plus peur, vous comprenez ? »

«Je commence à comprendre.»

Tout ce temps, à rêver jour et nuit
Tout ce temps, à chasser l’ennui
Tant d’années, sans voir ni comprendre
Le monde et la vraie vie
Elle est là, sous le ciel étoilé
Je la vois, et soudain je sais
L’avenir s’est éclairé, je devine où je vais !

Et je vois dans ce regard
Que le voile enfin s’est levé
Et je vois dans ce regard
Que les lumières brillent pour nous
Et dans la douceur du soir
Je sens que le monde a changé
Maintenant, tout semble différent
Je veux croire en vous
Je veux croire en nous

フランス語版の歌詞: Houria Belhadji 歌: Maeva Méline & Emmanuel Dahl

訳詞:そう信じたい

これまでずっと、心の中に隠れていた
これまでずっと、決して信じることはなかった
何年も、この世界や真実の遠くで
でも今、星空のもとにいる
ここにいる、そして突然見たの
未来がはっきりしたわ。私の人生は正しい方向に進んでいる

そして、目がくらむ
だって、ようやく霧が晴れたのだから
そして、目がくらむ
どこもかしこも、光できらきらしている
空気はやわらかく、とてもうれしい
世界が前に進んでいると感じられるから
今、すべてが違って見える
あなたを信じたい

セリフ「私もあなたに渡すものがあるの。もっと早く渡すべきだったけど、怖くて。でも、不思議ね。もう怖くないの。わかる?」

「だんだんわかってきたよ(わかり始めてきたよ)」

これまでずっと、昼も夜も夢見ていた
これまでずっと、つまらないことを追いかけてきた
何年も、見もせず、理解もしないで
この世界と本当の人生を
彼女はここにいる、星空のもとに
彼女が見える、そして突然わかったんだ
未来がはっきりした、自分の進む道がわかる

まなざしの中に見える
とうとう、ベールは取れた
まなざしの中に見える
光は私たちのために輝いている
やわらかい夕闇の中で
世界が変わったことがわかる
いま、すべてが違って見える
あなたを信じたい
私たちを信じたい

単語メモ

s’éclairer  (場所が)照らされる、明るくなる、はっきりする

à l’endroit  正しい方向に

scintiller  きらめく、またたく、輝く

Anaïs Delva の Je veux y croire

フランス語版のTangledは、Raiponce(フランス語でラプンツェルのこと)というタイトルで、Maeva Mélineという人が、ヒロインの声と歌を担当しています。

2015年に、Anaïs Delvaという歌手がこの曲をカバーしていて、この人のほうが歌がうまい(というか、映画の声を担当した人は声がかわいすぎる)ので、こちらも紹介します。

Anaïs Delvaは、Frozen(2013)のフランス語版でElsaの声と歌を担当した人で、Let it go のフランス語である、Libérée, Délivrée を歌った人です。

2015年に、Anaïs Delva et les princesses Disney という、ディズニーのアニメーション映画に出てくる歌をカバーしたアルバムを出しており、これはそのうちの1曲です。

やっぱりこの人、歌がうまいですね。

Tangledはこちらで紹介⇒Tangled (塔の上のラプンツェル)の感想。

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