第7話 Le faux diseur de bonne aventure (いんちき占い師)

水晶玉 エピソード

アニメ『シンデレラ物語』第7話のあらすじを紹介します。

街で話題の占い師

街で占い師が人々の未来を占い、話題になっています。あやしげですが、パン屋の娘(ふくよかでさほど美しくない)の結婚相手をバッチリ当てたと聞いた公爵夫人(サンドリヨンのまま母)は、その占い師を家に連れて来るよう、サンドリヨンに命じます。

娘のカトリーヌとジャンヌが王子と結婚するかどうか知りたいと思ったのです。サンドリヨンは、ある少年を通じて、占い師を呼ぶことができました。

はたして、2人のうちどちらかが、王子と結婚できるのでしょうか?

以下にもう少し詳しく内容を書きます。

貧乏そうな占い師

占い師を探しに出たサンドリヨンは、占い師の顔を知りません。ですが、たまたま、街で会った少年が、「占い師を知っているから、あとできみの家に行くように伝えておく」と言いました。

イアン
皮ごと焼き栗にかぶりつく少年

占い師は、夜やってきて、まず、食事と一夜の宿を求めました。サンドリヨンはまま母に言われ、台所で給仕します。おなかがすいているのか、占い師はガツガツ食べます。

その後、サンドリヨンは 自分の屋根裏部屋を彼に提供します。 そして、自分は台所でベルース(犬)と寝ました。

サンドリヨンのやさしさに、占い師はちょっと感動します。

オルゴール人形を勝手に持ち出すまま母

翌日、庭で占ってもらったところ、カトリーヌもジャンヌもプリンセスにはならないと出ました。まま母は、サンドリヨンが大事にしているオルゴール人形(母の形見)を持ち出して、占い師に、渡し

「ほら、これは古くてとても高価なものよ。これをあげるから、もう一度ちゃんと占って!」

そう占い師に言います。すると今度は、「2人ともプリンセスになる」と占い師が言ったので、まま母と2人の娘は、大喜びです。

ですが、この時点で、この占いはインチキだとわかります。だって、2人とも王子と結婚できるわけありませんからね。

最初にどちらかが王子と結婚し、その後死んでしまえば、もう片方が王子と結婚することはありえます。そういうケースは実際に起きているでしょうが、そういう状況なら、手放しでは喜べません。しかし、まま母も娘たちもそこまで知恵がまわらないようです。

人形を取り返す

動物たちの協力を得て、サンドリヨンは占い師の家をつきとめます。家に入ろうとしていると、なんと例の少年が出てきました。実はこの少年が占い師そのもので、老人に変装して、占っていたのです。

オルゴール人形を返してくれるよう頼んでも、彼は返しません。押し問答をしているところを、マダム・ポーレットが見ていて、少年に魔法をかけると、彼はべらべら本当のことをしゃべり始めます。

サンドリヨンは、「母に本当のことを言わなきゃだめよ、人形をもらったのだから」と彼を家に連れていきます。彼は、サンドリヨンに人形を返し、まま母に、「私には未来はわからない。お嬢さんたちがプリンセスになれるかどうかは、お嬢さんたちの分別や知性にかかっている」と言います。

サンドリヨンの未来は?

本当のことを言ってすっきりした少年は、水晶玉でサンドリヨンの未来を占います。すると、そこには、プリンセス姿のサンドリヨンが見えました。

サンドリヨンの未来

「きみはすごく運がいい。素晴らしい未来が待っている」。少年の言葉に、 サンドリヨンは「うそよ、作り話よ」と言います。少年は、自分はまだ見習いだけど、自分の占いはいつも当たる、と反論します。

このときは、もうポーレットの魔法はとけているでしょうから、本当にサンドリヨンの未来が見えたのでしょう。つまり、彼には、未来が見えるときと、見えないときがあるようです。パン屋の娘の結婚相手は口からでまかせを言ったらたまたま当たっただけですから。

サンドリヨンから、パンとチーズをもらった少年は、「さよなら、サンドリヨン、元気でね」と言い、帰っていくのでした。

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