第5話 Une rencontre de rêve (夢の出会い)

森の中の川 エピソード

アニメ『シンデレラ物語』第5話のあらすじです。5話のタイトルは、Une rencontre de rêve (夢の出会い)です。

森にピクニックに出かけた王子

午後3時すぎ、シャルル王子、アレックス(側近)、ザラール公爵、そして彼の一人娘イザベルは、家来を連れて森に狩りに出かけました。

これを聞きつけたサンドリヨンの継母とまま姉2人は、王子とうまい具合に森で出会いたくて、一家で森でピクニックをすることにします。御者のピエールとサンドリヨンも一緒です。

ジャンヌ(すぐ上の姉)の帽子が風に飛ばされてしまい、ジャンヌはサンドリヨンに帽子を取ってこい、と命令。帽子を追いかけ、ようやく見つけたところで、雨がざーっと降ってきました。雷と雨を避けるため、2人は大きな木の根本で雨宿りをします。

ジャンヌが、「馬車のところに行って、助けを呼んでこい!」とまたも命令するので、「ここから動かないでくださいね」とサンドリヨンは言い置き、雨の中を走っていきます。

軽率なジャンヌは、サンドリヨンの帰りを待ちきれず、フラフラと歩き出すのでした。

以下に、もう少し詳しい内容を書きます。

わがまますぎるジャンヌ

この回は全26話あるエピソードの中で、もっともジャンヌの出番が多い回です。ジャンヌのわがままが炸裂します。

帽子が風に飛ばされてしまったのは、サンドリヨンのせいじゃないのに、「あんたのせいよ。私のお気に入りの帽子なのよ、さっさと取ってきて!」と言うし、雨宿りしていたときは、「木の根本でじっと待っていて」と言われたのに、勝手にふらふらと歩きだします。

そのせいで、一度は、崖から落ちそうになりますが、パピー(サンドリヨンの友だちの鳥)が必死に止めたので落ちずにすみました。

獲物と間違えられるジャンヌ

偶然、王子たちの馬車がある場所を崖の上のほうから見つけたジャンヌは、王子に会いたくて、そちらに向かって歩きだします。雨があがったので、狩りを再開した王子とアレックスは、ジャンヌをキツネだと思いこみ、川の向こうから銃を向けます。あたりは濃い霧が立ち込めていました。

それを見たサンドリヨンは、「打たないで。ジャンヌお姉さまなの、打たないで!」とジャンヌにおおいかぶさるのです。

大泣きするジャンヌ。助けてもらったのに、サンドリヨンに「あんたのせいでこんなめにあったのよ。あんたが銃で打たれればよかったのに!」などなど、ひどいことを言います。

見つめ合うシャルル王子とサンドリヨン

「サンドリヨン! 早く、私の服をぬぐってよ。あんたのせいで泥だらけよ!」

ジャンヌの怒声を聞いて、2人のほうを見た王子は、サンドリヨンと呼ばれるその少女が、街であった娘だと気づきます。

「体をはって助けたのに、こんな仕打ちをうけるのか?」

川越しにじっとサンドリヨンを見つめる王子。その視線に気づいたサンドリヨンも、王子のほうをじっと見ます。

「シャルル王子さまだわ」

2人はしばらく見つめ合います。サンドリヨンにとって夢のような出会いでした。

イザベル登場

この回ではじめて、 ザラール公爵の一人娘、イザベルが登場します。なかなかの美人です。

イザベル

ザラールは、イザベルとシャルル(王子)を結婚させたいと思っているのです。実は、この回のイザベルの声は、これ以後のエピソードで出てくるイザベルの声と違います。このあとのイザベルの声は特徴のある魅力的な声で、そちらのほうが私は好きです。

イザベルは、第6話以降、思いのほか登場し、第13話は、イザベルの物語です。しかもサンドリヨンと友だちになります。

お嬢様育ちのわがままなイザベルですが根はわりといい人です。

小ネタ

ピクニックからの帰り道、ぼーっとしているサンドリヨンに動物たちが、「何かいいことあったの?」と聞きます。サンドリヨンは、「シャルルに会ったの」と言います。

「ええっ、うそつきシャルルに会ったの?」と動物たちが言うと、「違うわよ。シャルル王子さまよ。お城に住んでいるほうのシャルルよ」とサンドリヨンは答えます。

サンドリヨンが シャルルに「うそつきシャルル」というあだ名をつけたのは、第4話の最後ですから、第4話と第5話のあいだのどこかで、サンドリヨンは、動物たちにうそつきシャルルの話をしたようです。

この続きはこちら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました