タツノコプロのアニメ、『シンデレラ物語』第6話のあらすじを紹介します。この回のタイトルは、Le mystère du vignoble (ぶどう園の秘密)です。
まま母のたくらみ
まま姉ジャンヌとカトリーヌの帽子を作るために、帽子屋が家を訪れています。まま母は、帽子屋からお城関係の情報を仕入れているとき、最近、城が所有しているぶどう園に、泥棒が出没していることを知ります。
この日は、ダンスの出張レッスンの日でもあります。娘たち(特にジャンヌ)はダンスが下手くそなのに、サンドリヨンはとても優雅に踊るのを見て、腹を立てたまま母。腹いせに、サンドリヨンにぶどうを取り行かせることにします。
まま母は、自分の家族の所有するぶどう園だと言って、城のぶどう園への地図を渡し、サンドリヨンが泥棒としてつかまるようにわなを仕掛けます。
ぶどう園に出向いたサンドリヨンは、ぶどうを取っているシャルル(うそつきシャルルのほう)を目撃するのでした。
以下、もう少し詳しく内容を書きますので、見ていない人はここでやめてください。
ぶどうを盗むシャルル
城のぶどう園でぶどうを盗んでいたのはシャルルでした。側近、アレックスに、「ぶどうを盗むなんて趣味が悪い」と言われます。しかしシャルルは、「自分の家のぶどうだから、どうせ自分の口に入る。ちょっとルートを変えているだけ」と笑いながら言うのです。
しかも、自分をつかまえようと、すごい勢いで追いかけてきたぶどう園の園主を「仕事に全力投球している、えらい!」とほめます。
剣術の稽古のとき、 皆が、 王子の自分に遠慮して、全力でぶつかってこないのを彼は不満に思っていたのです。
シャルルの代わりにつかまるサンドリヨン
シャルルが園主に追いかけられたとき、サンドリヨンとベルース(犬)もその場にいました。ベルースは、まま母が、「まあ、大変、間違えて違う地図をサンドリヨンに渡しちゃったわ」と娘たちにうれしそうに言うのを窓の外で立ち聞きし、急いでサンドリヨンに知らせに来たのです。
シャルルが落としたぶどうをサンドリヨンが拾ったそのとき、園主につかまってしまいます。彼は、「なんと! 泥棒が女だったとは!」と言うのですが、追いかけているとき、シャルルの姿を見なかったのでしょうか?
園主に交渉するまま母
まま母は、「この子は、前妻の子で、ちゃんとしつけられなかったのです。うちの家名に傷がつきますし、この子も将来のある身ですから、どうぞこのことは内密に願います」とうそ泣きしながら、園主に訴えます。
「大丈夫です、誰にも言いません。お約束します」と園主は答えます。まま母は、ハンカチを顔にあてながら、目を細くして、「ふふふ。。。。あんたが、誰よりも口が軽いことはお見通しよ。これで、サンドリヨンは王子とは結婚できないわ」とほくそえみます。
こんなことを考えるとは、まま母はサンドリヨンが王子と結婚する可能性があると思っていたのでしょうか?
嘘泣きしているまま母の隣で、サンドリヨンは、「シャルル、どうしてこんなことをしたの?」と心を痛めます。
サンドリヨンがつかまったと知って驚くシャルル
まま母の思ったとおり、園主はすぐに、サンドリヨンのことをしゃべったようです。
なんとその日の昼下がり、シャルルがぶどうを食べているとき、教育係のアンスの口から、「泥棒がつかまったそうです。なんとサンドリヨンという名の少女だそうです」と聞かされます。
びっくりして、思わず、ぶどうをのどにつまらせそうになったシャルル。
すぐに、園主のところに出向き、本当のことを話し、サンドリヨンの家に、わびに行くように命じます。
シャルル王子の隠しごと
その晩、サンドリヨンは、おわびの品であるぶどうを食べながら、「シャルルがつかまらなくてよかった」とひとりごちます。
園主から、「2度とやらない約束で、泥棒は家まで送っていきました」と聞いたからです。
一方、シャルルは、部屋をぐるぐる歩きながら、考えごとをしています。そして、アレックスにこんな質問をします。
「アレックス、女の子というものは、嘘つきや泥棒を好きになったりするだろうか?」
「は? 嘘つきや泥棒を好きな人なんていませんよ」
「そうだ、そのとおりだ、アレックス。しかし、例外もあるはずだ!」。
わけのわからないことを言い張るシャルルを見て、「王子は絶対何か僕に隠している」とアレックスは確信するのでした。
サンドリヨンはシャルルの身を案じ、シャルルは明らかにサンドリヨンに気がある様子を見せるエピソードです。
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